先日の大事件

先日の事です。

外から帰ってきたオットが真剣な顔をして

駐車場に変な人がいるから出て行かないように

というのです。

変な人がいる?

そう言われたら出て行かないわけにはいきませんよね。

駐車場は一軒横のお家の駐車場を三台分借りています。

そこには息子、オット、お嫁さんの三台の車が停めてあります。

出て行った私の目の前に、駐車場で車を覗き込んだりドアを開けてみようとガタガタやっている男の人がいました。

年齢は80歳ぐらい

野球帽を被ったとても上品そうな男性です。

こんにちは

と声を掛ける私。

ここはうちの駐車場ですが何か気になることがありますか?

その男性は

この車の停め方がね、問題があるんだよ

中に人が乗っていない!怪しいんだよ

???

と思いましたが

今日は車を使わないで仕事に行っていますからね。大丈夫ですよ。

心配ないですよ。

お家にお帰りになったらいかがでしょう。ここにいると怪しまれますよ。

と言ってもまだ車のドアをガタガタやっています。

とそこにこの駐車場の大家さんと通りががりの人が集まってくれました。

そこにオットが来たので、私は家の中に入りました。

おじいさんを合わせて男性が4人、おじいさんに話しかけたり何か聞き出そうとしたりしています。

名前を聞いても分からない

住所や電話番号を聞いても分からない

こんな歌がありましたね、にゃんにゃんにゃにゃん

着ていたシャツに名前の縫取りがありました。

と。

注文で作ったかなり高級なシャツだとお見受けしました。

被っていたキャップに中に、マジックで書かれた住所と電話番号が書いてあったけど汗で滲んで読めず

そこで男性陣、警察に電話をしました。

ここまで1時間

そして警察官2人がバイクで来るまで1時間

みんな外で立っています。

熱中症になってはいかんと家にあったアクエリアスを抱えて届けました。

結論を言いますとそのおじいさん、捜索願が今朝出されていたのだそうです。

個人情報ですのでどこの誰だか年齢は幾つなのか、分かりません。

その後パトカーが来て自分から進んでパトカーに乗り込んで帰って行きました。

あー、良かった

あのしっかりした落ち着いた様子、きっと昔は責任ある仕事を任されていた方でしょう。

ある日突然自分が誰だか分からなくなる

自分の名前も住所も電話番号も

全て白紙になってしまう。

そうなんですね

でも誰でもそうなる可能性がある

そうなった時、どうすればいいのでしょう。

戦時中の時のように名前や住所を書いた物を胸に縫い付けておけばいいのか。

自分がそしてオットがそうなった時に

と考えておかなければいけません。

きれいな品が良い男性

最後にこう言いました。

きれいだなぁ

思わずえ?わ、わたし?

と思ったのですが

その後にこういう言葉が続きました。

この道路!この駐車場!

きれいにしているな

そうですよね笑

早とちりのいわしでありました

では本当の美しい花の写真を

去年、お嫁さんから母の日にプレゼントされたバラ

地面に下ろしたらしっかり根付いて咲いています。

さあ、今から猫回りの支度

行って来まーす。